続きです。


そして翌朝…


起床してすぐ地域猫関係を取り扱ってる区役所の担当部署にまずは電話してみる。

状況を伝えると、女性職員が意外にも親身にアドバイスしてくださる。

子猫なら、捕獲器を使うより、餌で馴らせば、わりとすぐなつくから、まずはそうしてみたらどうかとのこと。
また、愛護活動している人に繋ぐこともできるから、捕獲が難しそうならまた相談してほしいと。


やはり焦りは禁物だったんだ、と昨晩の行動を後悔。少しずつ餌を使って距離をつめるべきだったのに…




昼間は鳴き声がない。

いったん、仕事に出掛けた私。

昨日も夕方の暗くなるころから声がしたから、生きていれば今日も鳴いてくれるかも、と…


そして夕方、仕事からの帰り道。

昨日子猫が逃げ込んだのマンションのすき間を覗く男性の姿が!

たぶん居るんだ!

足早に近づく!
するとやはり鳴き声が!!!


急いで帰宅し、ちゅーるとミルクをもって、その場へ戻る。

と、今度はしゃがみこむ女性二人と、別の中年男性の姿が!

「子猫いますか…」といきなり私が声をかけたにも関わらず、皆さん変な顔もせずに、私も子猫探索に加えて下さった。

女性がスマホのライトを照らすと、姿が見えた!

マンションとマンションの隙間のパイプの上にいる…

女性二人が、私が持参したちゅーるを手につけて差し出してくれる。
が、鳴くだけで来てくれない…
それどころか、疲れているのか、ときどきその場で寝てしまう子猫…
その様子が可愛らしく、皆で笑いあった。
で、目を覚ますと思い出したように大声で鳴く。

…しばらくそんな繰り返しで膠着状態。



男性が、「自宅に捕獲器があるから、とりあえず持ってきてみる」と一旦自宅へ。

私は、女性二人が呼び掛けている大通り側とは反対の隙間の出口にまわって覗いてみる。

反対からだと子猫がだいぶ遠い。

でも捕獲器を設置するには静かで暗くて狭くて、こっち側からが良いかもしれない…


男性が捕獲器を持ってきてくれた!
でもこんなの使ったことないし、なんか不安…
失敗したら二度と捕まらなそう。

が、やってみるしかない。


設置場所を女性と男性に見てもらい、逃げそうな通路を段ボールで塞いだ上で、設置。
タオルを敷いてちゅーるを出しておいた。


優しい女性二人は、かなり心配そうだったが、もうかれこれ時間もたっているし、このまま待っていても仕方がないから、私がしっかり様子見ますと約束し、解散。

捕獲器を貸してくれた男性も、また暫くしたら様子を見に来てくれるとのことで心強かった。


しかし、そういえば役所の担当さんは、もし捕獲器使うなら、必ず近くに隠れて中に入るまで様子を見なければいけないと言っていた…
捕獲器を悪用される可能性もあるから、と。
もし子猫が入った状態で変なヤツに持っていかれたら悔やんでも悔やみきれない。



結局、解散直後から、私は張り付いた。

ちょっと可愛そうだけど、大通り側の隙間から、パイプを叩いたりしてみた。
そしたら反対側に逃げて、うまくいけば捕獲器に入るかもしれない…

少しすると大通り側からは姿が見えなくなった。

どこかに隠れて、もう寝てしまったのかも、と思いつつ、反対側へ移動。

捕獲器を設置した側へ…

こっちは、静かな通りで、私はかなり怪しく見えたらはず。黒のニットに黒のダウン…空き巣を物色する不審者にしか見えない…

でも、子猫に悟られないように静かにここで待つしかない!


しばらく待った。



なんとなく、かしゃかしゃと暗闇から音がするような…

そーっと近づく。

やっぱり捕獲器がかしゃかしゃいってる!

入ったのか?、蓋はちゃんと落ちたのか?

もう少し近づく。

弱々しい鳴き声が少し。

入ってはいる!と思う!

あとは蓋が落ちてなかったら、また、ビュンと逃げるかも…

もっと近づく。

なんとなく目視できる…
たぶん、ちゃんと蓋は落ちてる!

一気に距離をつめて、捕獲器を回収!!!

成功ーーー!

蓋も落ちてるし、子猫は無事だし!!!

すっごい鳴く!!

道行く人が見てるw

けど、そんなんどうでもいいから、捕獲器を抱えながら、とにかく、捕獲器を貸してくれた男性に連絡を入れた!


直後の鹿之助。
DSC_0635


DSC_0621

もう少し続きます。